ゼミ

2023.12.25

地球の反対側の人々とSDGsを考える ~PUENTE(プエンテ)の編集制作

所 康弘(担当教員)

①.png
②.png
③.png

 2023年度、所康弘演習室では、持続可能な開発のための目標(SDGs:Sustainable Development Goals) の達成に向けた取りくみについて複数のテーマを取りあげ、6つのグループにわかれて研究を進めました。
本冊子は、それぞれの研究成果の概要をまとめたものです(冊子名PUENTE(プエンテ)はスペイン語の単語。日本語に訳すと「かけ橋」という意味)。
各グループの具体的なテーマは次の通りです。

グループ1 一次産品の共通課題とその解決策:小規模生産者の救済を考える(目標1.貧困をなくそう)
グループ2 多文化共生実現の課題と必要な取り組み:諸外国から学ぶ外国人労働者制度(目標10.人や国の不平等をなくそう)
グループ3 フードロス削減:規格外野菜廃棄問題の包括的解決への道すじ(目標12.つくる責任 つかう責任)
グループ4 サステナブルな水産業を求めて:消費者と漁業者との距離を縮める(目標14. 海の豊かさを守ろう)
グループ5 フェアトレードの可能性とその課題:コーヒー産業の事例から(目標1.貧困をなくそう)
グループ6 フードバンクの課題と現状:セカンドリーグ神奈川から見る「間接支援」(目標10.人や国の不平等をなくそう)

④.png
⑤.png

 グループ1では、メキシコのオアハカ州南東に位置するテワンテペック地峡地域でマンゴー生産を行う小規模生産者協同組合"Mango Grupo PAZO"代表者にインタビュー調査を行いました。また、昨年度から引き続き、株式会社明治とサステナブルなカカオ生産の可能性について意見交換しました。


⑥.png
⑦.png
⑧.png

 グループ2では、一般社団法人JP-MIRAIにインタビュー調査を行いました。同法人は外国人労働者の権利保護や生活環境・労働環境の向上のための取り組みを行うべく、2020年に設立されました。


⑨.png
⑩.png

 グループ3では、昨年同様、パルシステム生活協同組合連合会と連携し、調査研究を進めました。パルシステム環境活動推進室の皆様にはパルブレッド岩槻工場、パルシステム岩槻センター、そして農事組合法人和郷園への訪問調査の実現のためご尽力いただきました。


⑪.png
⑫.png

 グループ4では、株式会社ReBlue、CCCMKホールディングス株式会社、株式会社On-Coなどサステナブル・シーフード分野において先駆的な取り組みを行う企業の皆様にインタビュー調査しました。


⑬.png⑭.png

 グループ5では、フェアトレード・オーガニックコーヒーの卸・小売販売を行う会社「まだゆめのつづき」、そして、コーヒー主要産地であるメキシコチアパス州でコーヒー農園を経営する生産者の方々にオンラインでインタビューを実施しました。


⑮.png
⑯.png

 グループ6では、NPO法人セカンドリーグ神奈川に訪問し、インタビュー調査を行いました。また、大和センターで開催されたフードバンク活動(ビーバーリンク)の様子を見学しました。セカンドリーグ神奈川は2012年に生活協同組合パルシステムによって設立されました。子育て支援やコミュニティカフェ開設支援などの事業を経て、2019年より「ビーバーリンク」という名称でフードバンク活動を開始しています。

⑰.png
⑱.png

 ご協力くださった皆々様に、ゼミ生一同、この場をお借りして御礼を申しあげます。

MENU