ゼミ

2022.03.10

【商学部実践企画】 森永由紀ゼミナールによるウォーターサーバー設置企画の成果報告 vol.1

森永由紀ゼミナール (3年西村憧子)

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活動内容のご紹介!

森永由紀ゼミナールは、明治大学和泉校舎の第一校舎1階にある学習支援室内に期間限定で(2021年10月21日から12月23日まで)ウォーターサーバーを設置しました。その結果、期間中の使用量の総計は 約258.6L にも上りました。この量はペットボトルの約517本分(500㎖換算)に相当します。当初は利用してくれる学生が少なかったものの、後半になるにつれて活動を知ってもらえる機会が増え消費量を伸ばすことができました。企画終了時に行った利用者アンケートでは、「今後も継続して利用したいか?」という問いに回答者全員(計54名)から「利用したい」という回答を得る事ができ、学生がウォーターサーバーを必要と感じていることを明らかにできたと感じています。


コロナ禍でも何か活動をおこしたい!

森永ゼミナールは、2007 年に明治大学キャンパス内で環境対策を行う「エコ商プロジェクト」を立ち上げ、レジ 袋の削減や、マイボトルの普及などの試みを行っており、私もゼミに所属したからには、なにか形になることをできればと考え続けていました(https://www.meiji.ac.jp/shogaku/topics/topics112.html)。しかし、わたしたち森永ゼミ12期(現在3年生)はコロナ感染症の打撃を真っ向から受け、2年生の間は初顔合わせからほとんどオンライン中心の活動をしていたことから、なかなか関係を深めることが難しい状況でした。そんななか昨年の6月ごろに森永先生から商学部実践企画の募集が行われていると聞き、目標を持って取り組める最高の機会と、喜んで申請しました。

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和泉キャンパス学習支援室内にて設置されたウォーターサーバー 撮影日:2021年10月21日


先輩が考案した「茶処MEIJI」とは...?


本企画を立案する上で参考にしたのは、先輩方が考案した「茶処MEIJI」です。「茶処MEIJI」とは、ウォーターサーバーを設置しマイボトルで飲み物を片手に談笑できるスペースを作るというアイデアで、キャンパスでのマイボトル普及の環境づくりを目的とし、2019 年度の環境展のポスターで発表を行なっていました。本企画は、コロナ禍で、いままで常設されていた冷水器や食堂の給茶器が使用禁止になってしまったという状況を踏まえ、学生が十分に水(お湯)を無料で飲める環境を作ること。また、コロナ禍でなかなか学生同士の関係構築がしづらいなか、新たなコミュニティーの場にしたいという思いで計画しました。

図8.png国際連合広報センターより


"実はサステナブルだった"を目指したい


本企画の1番の目的は「マイボトルの普及によって学内のペットボトル消費量を減らすこと」であり、この目的は国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)と大きく関わりがあります。例えば、使い捨てを無くすことで、目標12「つくる責任つかう責任」や 脱プラスチックの促進を目的としているので、目標14「海の生物を守ろう」などとの関係が主に考えられるでしょう。しかし、本企画ではSDGsとの関わりという部分を学生にあまり強調せず活動をおこなっていました。というのも「SDGs」や「エコ」というと環境のために何か負担・苦労を上から強いるような印象を与えてしまうように感じたからです。本企画は、ウォーターサーバーを利用することでペットボトル飲料の購入費用が浮くため経済的で、飲み物を持ち運ぶ必要がなく荷物を軽くできるなど利用者にとっても有益であるという特徴がありました。そこで、本企画ではその部分を広報ではしっかり発信し、もともとエコに意識が薄い、もしくは興味はあってもなかなか行動には移せてないような利用者層にも使っていただくことを目指しました。利用したきっかけは自分のためであっても、実は知らず知らずのうちにサステナブルな活動をしていたと知ることができたら、ハッピーな気分になりませんか?


ウォーターサーバーを置いてみたけど...人が来ない!


商学部事務室からのサポートを受けながら、無事10月に企画をスタートさせることができました。
ウォーターサーバーを設置し、机を並べゼミ生が待機するも森永先生の声掛けで来てくださった先生方以外に学生の利用者はほとんどおらず、出鼻をくじかれた形になってしまいました。
設置したら自然に人が集まるものだと思っていたわたし...。甘かったです。

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ウォーターサーバー前にて 撮影日:2021年10月21日



果たして、本企画はどうなっていくのでしょうか? 
次回に乞うご期待!

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