ゼミ
2016.07.26
原宿プロジェクトの実施について
松戸 春奈(中川ゼミ所属・3年)、中川 秀一(担当教員)
私たち原宿PJは伝統工芸品を通じて、日本の地方の文化の魅力をより多くの人に伝えるための研究活動を行っています。私たちの方法の特徴は、日本の最先端の流行発信地である東京・原宿を舞台に情報発信をするところにあります。原宿は国内だけではなく、世界に向けて「カワイイ」を日本の文化として発信してきた拠点であり、伝統工芸品との組み合わせが地方の文化の新たな魅力を引き出すことにつながるのではないかと考えているためです。
今年は、特に外国人をターゲットにしていく活動をしています。この活動では、一昨年から毎年、日本の伝統工芸品と原宿の古着ショップとのコラボレーションによる新しいファッションスタイルを提案してきました。今年の特徴は、青文字系ファッションに着目した新しいスタイルの創造をテーマにしているところです。8月には原宿の観光案内所もしもしボックスにて、伝統工芸品の生まれた背景となる文化、自然、歴史そして原宿カワイイ文化を体感できるようなファッションイベントを開催します。 外国人向けの告知を狙いとしたプレイベントとして、月に一回、日本の昔遊びを体験できるイベントや、浴衣や法被を試着し撮影をすることができるイベントも開催してきています。なかなか思ったようには進みませんが、イベントの集客を現場で試行錯誤し、肌身で感じながら、何が必要なのかを自分たちで考え、学んでいます。8月6-7日には、原宿もしもしBOXをのぞいてみて下さい。みなさんも気づいていないような、日本の地方の魅力をお見せできればと思います。