授業

2020.08.28

特別テーマ実践 ファッションビジネスA

鈴木順之(担当教員)

2020年度前期授業では、25名の学生が毎週ZOOMでのオンライン授業により、商品開発、ブランド開発をテーマに各々が思う新規ビジネスについて考えプレゼンテーションを行いました。前期・後期通してのテーマになる為、前期はアイデア、リサーチ、ターゲット設定を中心に行いました。  

学生が思ったアイデアを、その分野での競合検証、商品の価格帯調査、ファッションの動向調査などを行い、アイデアが市場に適合するのか、誰に対して販売したいと思っているか、そのターゲットのライフスタイルに適合するのかなどを調べ、具体的な商品設定を考えました。

例1 

ホテル・ホステルの制服提案

2年 伊藤拓海

アイデアフェーズ
ターゲットクライアントの想定マトリックス
従業員のイメージ像

コロナにより需要が落ちているが、本人がホテル施設でのバイトを経験し、実際の体験からホテルユニフォームの開発に着眼しプレゼーテーションを行なった。 今までの制服の概念から一脱し、現在のファッションの流れをユニフォームに取り入れ、20代やクリエイティブ層に響く制服提案を考えた。

例2 

低身長ファッションブランド開発 “U165”

1年 中里太一

テーマとブランド名
ターゲットプロファイル

雑誌・市場調査

自身が、身長が低いとお洒落をしたくても、サイズ展開が無かったり、着てみるとサイズ感が合わないなどの悩みを持っており、低身長の人に向けたファッションブランドを開発する事に着目した。リサーチの結果、適合するターゲットが少ない事などの問題から後期に向けて、そのパイに向けてビジネスが成立するのを考え、具体的な施策を考える事になる。太った人、身長が大きい人へのブランド展開は過去にもあったがメンズの低身長ブランドは競合がいないが、ビジネス展開を考えた時のロットの問題が今後出てくる。

総評として

前期はオンラインという新しい環境での授業体制であったのでコミュニケーションがとりづらく、市場調査などは外での活動に制限があった為、ネットやSNSでの調査しかできないものもあり、現実性を考えるのが難しかった。与えられた状況の中、自身の経験や状況や希望などからアイデアを考え、25名とも個々に違ったアイデアを出しプレゼンテーションが行えました。後期への課題として、 損益を考えた生産計画や販売方法・場所やマーケティング戦略を考え、前期のアイデアの具現性をより深く考える必要があると思います。

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