2021.02.02
“特別テーマ実践 ファッションビジネスB ” ブランドプロポーザル
鈴木順之(担当教員)
前期に引き続き、学生が各々に新規立ち上げブランドを考えました。前期・後期を合わせて、1つのブランド展開プランになる様、プレゼンテーションを作り1月中旬に発表を行いました。今年度は対面での授業が1回しか行えず、ほぼ、ZOOMを使用したオンラインでのディスカッション形式の授業となりました。
プレゼンテーションは下記の内容を考え、発表を行いました。
前期
1 ブランドコンセプト・目的の設定
2 ブランド背景・ターゲット像
3 競合分析
4 展開商品とマーチャンダイジング
後期
5 営業・販売戦略
6 出店計画
7 マーケティングプラン(プロモーション・広告・PR等)
8 中長期計画
前期に行ったブランドのコンセプトや設定から、そのブランドの競合となるブランドをリサーチし、自身のブランドのポジショニング・価格帯・ターゲットの分布などから、そのビジネスに可能性があるのかを検証。また具体的な商品のイメージから自身のブランドが展開する商品を考え、決定し、MD MAPに落とし込みました。後期は、生産数・生産原価(約上代の20-30%を想定)・上代設定・下代設定を行い、商品展開総数から全生産数の上代・下代のトータルを計算し、消化率(50%-60%想定)を想定して、1シーズンでの売上目標・販売粗利益をシュミレーションしました。同時に営業・販売戦略を考え、卸売りビジネスを中心に考えるのか、リテール中心に販売を行うのか(その場合は出店計画を検討)などにより、どれ位の収益を考えられ、それにより、1年(2シーズン)・3年・5年の中長期でのブランド成長戦略をシュミレーションしました。また、ブランドの認知・拡散の為にマーケティングプランを策定し、そのブランドに適したマーケティングコミュニケーションを考え、適切な媒体への投資により、費用対効果を考えました。
添付写真の通り、キャリア女性向けアパレルブランドの立ち上げを提案し、日本発のシンプルで世界のメゾンに対抗するブランドを考えたプレゼンテーションや、スケーターブランドの立ち上げを提案し、グラフィックを中心としたアパレル展開を行い、ニッチな世界のスケーター界隈での発信とピラミッド型シャワー展開により拡散を狙うプレゼンテーション。韓国コスメを参考に低価格帯、ティーン向け新ブランドを考え、ファンデーションの色展開、出店、マーケティングを考えたプレゼンテーションなどがありました。
30代を中心としたキャリア向け新ブランドの立ち上げ
大平 真悠子
- 自ブランドの立ち位置と競合ブランドのポジショニングのリサーチ
- デザイン・商品展開のイメージ
- マーチャンダイジングマップの作成
新規スケーターブランドの立ち上げ
松藤 暁彦
- 商品デザイン展開のイメージ写真
低価格帯10代―20代向け新規コスメティックブランドの立ち上げ
児島嗟優
- 商品展開イメージ
雑誌から考察する自身のブランド層と各雑誌のポジショニング