2021.12.08
町田一兵ゼミ 東京国際エアカーゴターミナルの見学 その2
町田一兵(担当教員)
町田一兵ゼミ(9期)は、二日間に渡り、東京国際エアカーゴターミナルにある日本航空株式会社JAL貨物様の上屋施設などの見学を実施しました。二日目の26日の見学について紹介します。
今年4月のゼミ活動開始以来、座学を中心に知識を深めてきましたが、今回初めてフィールドワークを実施し、航空輸送というものを実際に体感することができました。
初めに上屋と呼ばれる、運ばれてきた荷物の積み下ろしや、貨物の荷捌きなどを行うエリアを案内していただきました。これから香港へ運ばれる生鮮食品類や、ホノルルなどに運ばれる郵便貨物の積み込みなどを、実際に見ることができました。また、貨物を効率よく飛行機に載せるための技術や、工夫も体感することができました。さらに、飛行機に貨物を載せるにあたっての、さまざまな安全への取り組みについても、ご説明いただきました。
写真1 貨物上屋の見学の様子
次に、生鮮棟と呼ばれる、生鮮食品を保管するエリアの見学を行いました。生鮮棟では、複数の温度帯にわけて、生鮮食品の保管が行われており、日本に入ってはいけない虫を処理するための、燻蒸と呼ばれる作業も行われています。実際に、温度別の倉庫にも入らせていただき、それぞれの倉庫に保管されている商品を見ることができました。特に、マイナス20℃の倉庫は、本当に凍りそうなぐらい寒く、ゼミ生全員「寒い!」と叫んでいました。フランスから運ばれてきたチーズが保管されているなどと、本当にたくさんのモノが、世界中から集まってきているのだなと、感じることができました。
写真2 生鮮棟の見学の様子
一通り施設を見学させていただいた後は、JALや航空輸送について、プレゼンテーションをしていただきました。実際に現場で働く方の話を聞くことで、さらに理解を深めることができました。プレゼンテーション後の質疑応答の時間では、ゼミ生の皆さんが積極的に質問をしていました。
写真3 プレゼンテーションの様子
初めてのフィールドワークでしたが、本当に貴重な経験ができました。やはり、教科書などを読んで学ぶことと、実際に現場を見て学ぶことは、全然違うと感じました。最後に、今回このような機会を設けてくださった日本航空株式会社国際貨物部部長島田部長様、国際貨物部マネジャー吉田マネジャー様、さらに最初から最後まで案内をしてくださった国内貨物部兼国際貨物部長尾様など、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
(文責 町田ゼミ2年 副ゼミ長 阿部)