授業

2023.09.13

特別テーマ実践科目C「地域における新規事業提案・基礎編」の成果報告会

松尾隆策(担当教員)

2023年719日、春学期特別テーマ実践科目C「地域における新規事業提案・基礎編」の成果報告会を駿河台キャンパス12号館2041号教室にて開催しました。

 

本講義は、春・秋の2学期に分けて実施されますが、春学期(4-9)「基礎編」では、学生が神奈川県三浦市を実際に訪れ、地元の祭りに参加する参与観察、地元商店街でのインタビュー調査、現地での研究会を通して、三浦市の現状を把握し、今後の課題を見つけ、課題解決のための政策提言を行ないました。履修学生は3年生2名、4年生4名の合計6名で、全員が1グループとなり、資料収集、インタビュー調査を実施し、学期末には報告書を取りまとめました。

 

現地調査は、三浦市経済部の協力のもとで、528日と611日の2回にわたって実施しました。第1回調査(528)では、現地の歴史的伝統祭事である「道寸祭」に「諸役」として参加させていただき、伝統ある地元の祭事を体験して、現地の方々との交流を深めました(写真 上)。第2回調査(611)では、午前中は三崎港商店街を訪れ、「海南神社」、「Caba Coffee」、「丸一水産」、「カフェ3204」において、三浦市の抱える課題について聞き取り調査を行ないました(写真 中・下)。さらに午後からは、「くろぜむ農園」山田靖子代表、三浦市役所観光プロモーション課 柴田和義課長、市民協働課 澤口大輔課長と、神奈川県立保健福祉大学 田中和美教授、樋口良子講師、福岡梨紗助教と同大学生(全20名)が参加し、産官学を連携した現地合同研究会を開催し、今後の三浦市の地域活性化と新規事業の提案について話し合いました。

 

そして、駿河台キャンパスにおける講義では、ゲストスピーカーとして()三浦海業公社 代表取締役社長で、みうら映画舎ロケコーディネーターとしても活躍されています若澤美義社長をお招きして、「三浦市の地域活性化の取り組み~シティセールスプロモーション」についてお話をしていただきました。

 

以上の様な、一連の現地調査、研究会、講演会を通して、現在、三浦市が直面している様々な課題について学生同士が話し合い、地域活性化のための新しいアイデアを出し合い、報告書にまとめました。そして、719日に駿河台キャンパスにおいて、研究報告会を開催しました。なお、秋学期(10-3)「応用編」では、明治大学と神奈川県立保健福祉大学、「くろぜむ農園」とのコラボレーションで、三浦市の特産品を利用した新商品の開発と販売会の実施、さらに現地で配布する「ハンドブック 地域の魅力」の出版、市民ホール(450名収容)での現地報告会開催を予定しており、春学期の成果をより発展させて行きたいと考えています。

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