2024.09.02
水野勝之ゼミナールの学生が浦安市納涼盆踊り大会で経済学的調査を行いました。
水野勝之(担当教員)
2024年8月14日(水)千葉県浦安市納涼盆踊り大会が行われました。水野勝之ゼミナールの学生が自治会の出店した屋台のお手伝いをしつつ、その屋台で販売されているソーセージの消費についての経済学に関するアンケート調査を行いました。一つ目として、ソーセージの適切価格を答えてもらい、価格と人数の関係で需要曲線を導こうと考えました。二つ目として、「追加料金でチーズトッピング」「地域限定の材料を使用」「ケチャップとマスタードつけ放題」のうちからの「最も購買意欲が湧く方法」の択一の回答を求めました。どのような心理がよりソーセージの購買を増させるのかを調査しました。
8月3日の明海の丘祭りでの「愛を叫ぶ」をボランティアで手伝ってくれた浦安高等学校の生徒が偶然通り、その生徒たちもアンケート調査を手伝ってくれました。彼らが気付いたことは、明治大学の法被を着ているとアンケート調査に協力してくれる人が8割くらいになるが、それを着ていないとまったく協力してもらえないということでした。明海が丘のお祭りでも明治大学の法被を着ていると7割の人がチラシを受け取ってくれるけれど着ていないと誰も受け取ってくれないということでした。その現象について行動心理学で解明しようと大学生と高校生が張り切っていました。
秋学期、これらのデータの分析を本格的に行っていこうと考えています。
学生のコメント
猪俣智哉(3年生)
今回、浦安市の盆踊り大会で屋台のお手伝いをしつつ購買者やお祭りの参加者にアンケートを採るという貴重な経験をさせていただきました。アンケートを採る中で、お祭りで物を購入する際に地域限定ということを前面に出すことで少し高い値段でも買いたいと思えるという回答が多く、実際に自分たちが参加してフィールドワークをしないと分からないことを学ぶことができました。
永瀬颯人(3年生)
自分自身アンケートを取るという経験はウェブなどで採るアンケートのみで、今回実際に対面で街頭アンケートを始めて行いました。街頭アンケートでは、声をかけてアンケートに答えてもらう難しさを知った反面、実際に答えてくれた人は「米沢牛だからこれくらいの値段が妥当だね〜」など話していたことからアンケート自体の信頼度は高くなっていると感じました。
別府豪(3年生)
今回のアンケート調査では50名を超える方々にご協力いただきました。屋台は2日間出店する予定でしたが、1日目で完売するほどの売れ行きでした。今後はアンケート調査で得たデータをもとにその要因を分析し、行動経済学への理解をさらに深めたいと考えています。