ゼミ
2025.07.01
小林尚朗ゼミ(3年生)フェアトレード月間のミリオンアクション・キャンペーン
小林 尚朗(担当教員)
小林尚朗ゼミでは毎年フェアトレード月間である5月、フェアトレード・ジャパンが展開するミリオンアクション・キャンペーンに参加し、学内でフェアトレード製品の販売を行っています。今年はリバティータワー2階のラウンジパープルで4日間、オリジナルのフェアトレード・コットン製品の紹介と、フェアトレード認証されたビスケットや紅茶、砂糖のセットを販売しました。
フェアトレード・コットン製品は、6つの大学のゼミが共同で行っている産学連携プロジェクト「Stepping Stone」で作製したものです。フェアトレード・コットンを取り扱うアパレル企業であるスバストラ・ジャパンさんの協力のもと、企画からデザインまでゼミ生が取り組み、インド産のフェアトレード・コットンを用いて、インドのフェアトレード認証工場で生産したものです。今年は、オリジナルのブックカバーとロールペンケースを生産しました。
製品作りは、自分たちの理想と、工場の技術と、製品の価格と、様々なことを勘案しながら進んでいきます。妥協したらいけないところ、妥協しなければならないところ、一筋縄ではいきません。一年がかりで製品が完成しても喜んでばかりはいられず、販売という最難関の試練が待っています。
今回は、クラウド・ファンディング期間であったためフェアトレード・コットン製品の現物を販売することはできませんでしたが、オンラインで購入してくださる教職員の方々もいて、とてもうれしかったです。フェアトレードを広げることで多くの人が、自分の手にする商品がどこで、誰が、どのように生産しているのかに関心を持つようになってほしい。そうすれば世界は一歩、良い方向に進むのではないかと思います。