授業

2025.07.17

「特別テーマ実践科⽬C_三浦市」において、三崎港商店街での街歩き体験と観光アンケート調査を実施しました。

松尾 隆策(担当教員)

明治大学商学部「特別テーマ実践科目C(三浦市)」(担当:松尾隆策)では、61日(日)、三浦市三崎港周辺で地域活性化に向けたフィールド調査を行いました。

晴天のなか、最初に三崎港の海の駅「うらり」を訪れました。「海の駅」1階の「さかな館」では新鮮な魚介類や特産品の販売、観光案内、食事処など多彩な機能を備え、三崎まぐろをはじめとする海の幸が集まる地域の交流拠点となっていました。「海の駅」駅長の若澤氏は「学生の新しい視点が地域の活性化に繋がることを期待している」と話しておられました(写真1)。画像6.jpg

写真1:海の駅「うらり」のデッキにて

(中央が、海の駅「うらり」駅長・(株)三浦業公社代表取締役 社長の澤 美義氏)

さらに「海の駅」の2階「うらりマルシェやさい館」では、地域の農家が育てた新鮮な野菜や特産品が並び、観光客や住民に親しまれています。旬のたけのこが店頭を彩っていました。学生の皆様は実際の売り場を訪れ、6次産業化による地域活性化の可能性を学びました(写真2)。

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写真2:海の駅「うらり」2Fにある「やさい館」に並ぶ筍(たけのこ)

つづいて、三崎港商店街の「カバコーヒー」を訪れて、店主の若林亜希氏のお話を伺いました。お店は築80年以上の古民家を改装した落ち着いた空間で、東京から移住した店主が丁寧に淹れる珈琲が評判です。店主の若林様は地域との交流を大切にし、三崎港のまちづくりや地域活性化に貢献したいと話しておられました。学生たちは移住者の視点も取り入れ、地域づくりの新たな可能性を考えました。

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写真3:CABA Coffee」2Fのカフェ空間

さらに、三崎港商店街では、商店街を訪れている観光客に対して観光アンケートを実施しました。調査票では、訪問者の性別や年齢、居住地、来訪のきっかけ、観光の目的、交通手段、滞在時間、訪問場所などを尋ねました。調査結果からは、食や景色を目的とした観光客が多く、スマートフォンの地図アプリや観光マップを活用して市内を回遊していることが分かりました。このアンケート調査により、三崎港商店街の観光客の動向とニーズを把握し、今後の観光まちづくりや地域活性化に役立てる貴重なデータが得られました。

今回のフィールド調査は、地域の生の声や現場の空気を体感しながら、地域課題と活性化の糸口を掴む貴重な学びの機会となりました。今後も学生と地域が連携しながら、三浦市の未来を共に考えていきます。

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