ゼミ

2025.11.20

町田ゼミ:たまごプロジェクト2025を実施しました

町田一兵(担当教員)

私たち町田ゼミでは、日々、物流や交通について、座学に留まらず、実践を通して学びを深めています。今回行った「たまごプロジェクト2025」(通算第7回目)もその実践活動の1つです。今まで学んだ物流に関連する「梱包」のプロセスの体験を目的に、1115日に京都橘大学の桑海侠ゼミ、福島大学の朱永浩ゼミと共同でこのプロジェクトを行いました。

「たまごプロジェクト」は、ゼミ担当教員である町田先生がオリジナルで考えたもので、統一された評価基準をもとに、生たまご10個を個人の自由な発想のもとで梱包し、先方のゼミに送り、先方に作品の完成度を評価してもらうプロジェクトです。ゼミ生11人が自分で梱包方法を考え、指定した相手大学のゼミに作品を送り、到着後のたまごの状態や包装のユニークさを競います。無論、万が一配送中に破損しても配送業者に迷惑がかからないよう各自工夫しています。

評価方法として、事前に統一した「重さ」「サイズ」「外観の完成度」「梱包のユニークさ」「有効かつユニークな梱包素材」「環境への配慮」「材料の入手のしやすさ」「梱包の簡単さ/外す際の手間」「破損状況」「たまごの取り出した状態」の10基準(各10点)に基づき評価しました。丈夫で軽くって、かつ小さく、しかも開けやすくなど・・・様々な角度での評価を満たす梱包を求められ、工夫とオリジナルな発想が必要となります。

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作品の評価基準

15日当日、我々は京都橘大学から届いた作品を皆で開封して評価作業を進めました。身近な包装材や緩衝材を多数に使用され、とてもユニークな作品が多く、作品を開ける度にゼミ生からは感嘆の声があがりました。

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また、私たちの送り先である福島大学とZoomを繋げながらの実施で、各自の盛り上がっている様子が伝わり、とても一体感を感じられる時間でした。Zoomを通じて「〇〇さんの作品は興味深いですね」「卵は破損していませんでしたか?!」などのやり取りも行われ、大学間での交流が生まれました。

今回のプロジェクトを通して、輸送における梱包の重要性を改めて実感するとともに、モノを安全に届けるための梱包技術が想像以上に難しいことを体験しました。また、梱包への興味が格段に上がり、身の回りの梱包にも目を向ける機会が増えたと感じております。

後日、福島大学からいただく評価がどうなるのか、緊張しながらも今から楽しみです!

今回の実践を踏まえて、今後の学びに活かしていきたい所存です。最後に、今回のプロジェクトを遂行する上で欠かせないご協力をいただいた京都橘大学桑先生、福島大学朱先生及びそれぞれゼミの皆さんに心より感謝申し上げます。

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(文責:町田ゼミ3年広報担当 圷 清美)

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