授業

2026.03.09

明治大学商学部「特別テーマ実践科目D(三浦市_応用編・担当:松尾)」において秋学期成果報告会を開催

松尾 隆策(担当教員)

202619日(金)に、明治大学商学部「特別テーマ実践科目D(三浦市)」(担当:松尾隆策)にて、2025年度春学期の成果報告会が開催されました。

本年度は神奈川県三浦市と連携し、6次産業化を軸とした観光商品開発に取り組み、その成果として学生が開発したクッキー「みうらのひだまり」を発表しました。

三浦市をフィールドにした実践型授業

神奈川県三浦市は、豊かな海洋資源や農産物に恵まれる一方、人口減少と高齢化という課題を抱えています。本講義では、観光振興を通じた地域活性化の可能性を探るため、現地調査・アンケート調査・参与観察・事業者ヒアリングなどを実施しました。

調査の結果、

・観光客の年齢層が比較的高いこと

・三浦市が観光の最終目的地になりにくいこと

・保存性・携帯性の高い観光商品が不足していること

といった課題が明らかになりました。

「みうらのひだまり」の開発

学生たちは、春学期に実施した現地での調査実習により、三浦市の課題は「若者にも受け入れられる新しい観光商品の開発することである」という結論に達し、以下の内容の新商品を開発することを提案しました。

① 持ち運びやすい

② 保存が可能

③ 三浦らしさがある

④ 生産者の想いが伝わる

そして。秋学期に、現地の事業者、市役所を訪れ、協議を重ねながら、地元を代表する新たな商品づくりを目指しました。その成果が、三浦大根の切り干し大根を使用した米粉クッキー「みうらのひだまり」です。

本商品は、三浦地域で1,000年以上続く農家「くろぜむ農園」と、三浦市の洋菓子店「HIBA」との連携によって開発されました。素材だけでなく、地域のストーリーを大切にした商品設計を行いました。

1 持ち運びやすい

2 保存可能

3 三浦らしさがある

4 生産者の想いが伝わる

商品づくりを目指しました。

その成果が、三浦大根を活用した米粉クッキー「みうらのひだまり」です。

本商品は、三浦地域で1,000年以上続く農家「くろぜむ農園」で収穫された三浦大根を、切り干し大根に加工した「割りぼし大根」として活用し、それを三浦市の洋菓子店「HIBA」様がクッキーへと仕上げてくださいました。

農家による生産(一次産業)、加工(二次産業)、そして商品化・販売(三次産業)を結びつける、まさに6次産業型の商品開発です。素材そのものの魅力だけでなく、地域で受け継がれてきた農業の歴史や、生産者の想いも込めた商品設計を行いました。

外部専門家委員による講評

成果報告会には、外部専門家委員として

・三浦市経済部おもてなし課 長谷川 智行 氏

・三崎観光株式会社常務取締役 柴田 和義 氏

にご参加いただきました。

商品企画の独自性や地域資源の活用方法について専門的な視点から講評をいただき、学生にとって実践的な学びを深める機会となりました。また、今後の展開や情報発信のあり方についても具体的な助言が示されました。

実証販売と今後の展望

「みうらのひだまり」クッキーは1026日(日)に明治大学駿河台キャンパスで開催されたホームカミングデーでの実証販売とアンケート調査を通じて、商品の独自性に対する評価を得ることができました。一方で、三浦市の魅力や商品の背景をより分かりやすく伝える工夫、SNSを活用した広報戦略の強化といった課題も明らかになりました。

本講義では、調査・企画・開発・販売・検証までを一貫して行うことで、理論と実践を往復する学びを実践しています。今後も地域と連携しながら、持続可能な観光コンテンツの創出に取り組んでいきます。

画像1.jpg

写真1 学生による報告1(スピーカー:酒井 勇之介さん)

画像2.jpg

写真2 学生による報告2(スピーカー:ファン サンヒョンさん)

画像3.jpg

写真3 学生による報告3(スピーカー:増渕 開さん)

画像4.jpg

写真4 外部専門家委員長谷川智行氏によるご講評

画像5.jpg

写真5 外部専門家委員柴田和義氏によるご講評

MENU