ゼミ

2026.04.01

町田ゼミ13期生の社会活動報告

町田一兵(担当教員)

町田ゼミ13期生は、2026318日に明治ロジテック株式会社様の坂戸事業所を福島大学朱ゼミと合同で訪問し、これから取り組む課題に関連する物流現場を見学し、課題のご提示をしていただきました。13期生が取り組む課題は、物流に関する様々な事業を行っているユーピーアール株式会社様にもご協力をいただき、明治ロジテック株式会社様ならびにユーピーアール株式会社様とのコラボレーションの形になっています。本見学には、ユーピーアール株式会社様もお越しいただきました。13期生にとって今回は2度目の企業見学となりました。本活動について以下の通りご報告いたします。

 

はじめに、明治ロジテック株式会社ならびにユーピーアール株式会社からそれぞれ会社・事業の概要をご説明いただきました。

明治ロジテック株式会社は、株式会社明治の子会社であり、前身の東京牛乳運輸・カントラ創業以来、輸配送技術と品質管理の高度化を実現し、全国に食品を安全に届けるエッセンシャルワーカーの役割を果たしています。また、明治グループの垣根を超え、総合物流企業として、低温輸送の技術やノウハウを活かし、食品の4温度帯輸送に関する提案や、物流品質を保証できる体制の強化・ローコストオペレーションなど様々な課題・事業に取り組むことを強みとしています。

ユーピーアール株式会社は、物流現場で発生するあらゆる課題に対し、パレット(荷役台)のレンタルをはじめとした、ソリューション提案企業を目指しています。各業界の様々なニーズに対応できる豊富な商品ラインナップや供給と回収に充実した全国ネットワーク、安定したパレット保有枚数を強みとしています。

 どちらの企業でも一つの事業内容にとどまらず、各取引先等のニーズに併せて多角的に事業を行っていることが良く理解できました。

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明治ロジテック株式会社村上取締役から会社のご説明

 

次に、明治ロジテック株式会社の物流センター・トラックを見学しました。

物流センターは、既設の菓子などを扱うA棟と、新設のドライ商品を扱うB棟に分かれています。どちらも温度管理や立体高層化された全自動で稼働する棚、在庫管理やセキュリティのシステムなど、IT技術を駆使し自動化と省力化の追求を図った、最新の設備にあふれていました。愛知や八尾にも、同じように高度で大型の施設があるそうです。現場では女性の従業員が多いように感じ、お聞きしたところ、坂戸事業所は従業員の半数が女性とのことでした。最近では、社内の女性で集まり、物流における悩みや制度の変革を話し合うことができる女性活躍推進活動(ラウンドテーブル)を設けているそうです。

センターの外では、実際に使用されている同社のトラックを見学させていただきました。こちらも、IT技術による動態管理システムが導入されており、作業の効率化と物流品質向上を図っています。また、トラックは、冷蔵冷凍に対応しているもの・高荷重に耐える車輪数・運転手用の寝台の有無など、用途目的に応じた様々な種類のものがあるそうです。

センター内では、実際に菓子の段ボールが積まれたパレットがトラック内にリフトで積まれていく様子を、トラックでは積まれたパレットを動かす設備を見せていただきました。ユーピーアール株式会社の片岡様にお聞きしたところ、パレット以外に、荷崩れ防止のラップなども必需品であることや、国交省の指令でパレットの大きさを全国で標準化していく動きがあるが、日本は外国に比べ提供先のニーズに応えたパレットが作られることが多いため、標準化が難しいという課題があることを教えていただきました。

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商品輸送に使われる大型トラックの説明とキャビンの乗込み体験

 

最後に事務所に戻り、質疑応答の時間を設けていただき、それぞれが今後取り組んでいく課題に関して理解を深めることができました。世界情勢も関連し、原油などの値上がりでコストに課題を抱える中、どちらの企業も、企業として従業員の働きやすさや作業の効率化・安全性の向上、そして一番大切な、品質の維持と向上を図るという、「モノを運ぶ」だけではない、対人間を意識した事業をされているのだと、強く感じました。

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今回の企業・施設見学を通して、13期生は物流業界やその様々な事業に対する理解を深め、提示していただいた課題への取り組みや今後のゼミ活動に活かしていきたいと考えています。いよいよ4月からゼミ活動が本格的に始まりますが、今回の見学は非常に良い経験となりました。

最後に、本活動に際し、このような貴重な機会をご提供してくださいました明治ロジテック株式会社村上取締役ならびにユーピーアール株式会社村田執行役員をはじめ、多くの方に厚く御礼申し上げます。

 

文責 町田ゼミ13期ゼミ長 金子紅杏

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