授業

2026.04.22

ゲストスピーカーによる特別授業実施報告:徳光健治 氏【テーマ:アートとe-commerce】

佐々木美加(担当教員)

1.実施日

2026年4月16日(木)17:1 18:50

2.実施場所

和泉キャンパス

3.科目名

心理学A

4.ゲストスピーカー

徳光健治 氏(肩書:(株)タグボート代表取締役)

5.実施内容

心理学Aの講義の中のゲストスピーカーとして、TAGBOAT代表取締社長の徳光健治氏に登壇いただき、アートとe-commerceについて特別講義を頂いた。特別講義では、『アートから学ぶ「問い」を生きる力』というタイトルのパワーポイントを用いてTAGBOATのビジネスの目標と社会貢献についてご講演頂いた。

 講義では、まず徳光氏の幼少期~青年期の「気づき」についてお話があり、TAGBOATの起点から始まった。徳光氏は、青年期まで絵や漫画が好きで制作もしていたが、「絵なんか食っていけない」という大人からのアドバイスでその道は遠のいたという。そうした青年期の進路選択の悩みや疑問を忘れず、徳光氏は3つのミッション「アートで食べていけるアーティストの数を増やす」「アーティストの世界観を多くの人に共感させ分かりやすく伝える」「競争はしない。差別化とかではなくて、他社とは完全に違うことをする」を掲げてTAGBOATの活動とビジネスを展開している。

講義の中では、TAGBOATの事業展開において、ビジネスでの最前線の経験、スティーブ・ジョブスの「理系と文系の交差点」の視点、アート思考をもりこんで実現されていることが述べられた。また、具体的なアートの市場分析や将来性についても一部紹介された。更に、TAGBOATで支援する現代アート作家の偉業についても歴史的についても簡単に述べ、現代アートが「問い」を行う活動であることを、代表的な現代アートの金字塔を例示して解説された。

終盤では、生成AIで作られたアート作品を取り上げ、AIの正解を出す特質と、AIに無い人間にしかできない特質について論じられた。その中で、AIに出来ず人間にしかできないこととして、正解を導きだして満足するのではなく、自らリスク・テイキングを行い、即自的行動や失敗を恐れない一歩を踏み出すことこそが人間らしさであり、人間しかできないことであることを伝えた。

本講義は、学生にとって非常に刺激的で、講義終盤には徳光氏と学生との間で熱い議論が交わされた。様々な経験と知見をもったアートに携わる起業家・徳光氏の特別講義は、無限の可能性を秘めた学生の新たな人生の指針の一つとなったと思われる。

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