2024.08.01
特別テーマ実践科⽬A「地球に優しい科学を目指す」成果報告会報告
洞口拓磨(担当教員)
2024年7⽉13⽇(土)に特別テーマ実践科⽬A「大災害時代の復興未来学」・「地球に優しい科学を目指す」の春学期成果報告会を合同で開催しました。学生ができるだけ多くのテーマに触れ、お互いの授業から刺激を得ることを期待しこの2つのテーマで合同開催を行っています。
「地球に優しい科学を目指す」は、2020~2022年度まで開講した「社会が求める科学技術イノベーション」の後継授業として、2023年度より開講しています。人類の持つ科学技術は、繁栄を極めるほど地球環境を維持できないという矛盾した側面を持ちます。この課題解決を科学技術のコントロールに託すのではなく、まず科学技術の未熟性認め、循環型の科学として発達させることが非常に重要です。この授業では、文系的発想を理系的アプローチに落とし込み、現代科学のあるべき未来を研究することを目的としています。
当⽇は、参加学生も含め授業OB・OGにもご参加頂き、⾮常に活発な議論がなされました(※プログラム参照)。以下、学生からの感想を一部抜粋して掲載します。
- 今回の授業を通して、普段あまり触れることのない理系科目に触れられたことが、非常に新鮮でした。最も印象深かったのは、テーマについて論文を漁り、自分でゼロから理解するというプロセスでした。論文を読み解く際には専門用語や複雑な概念に直面し、これまでに経験したことのない難しさと苦しさを感じました。その結果、自分の理解力や問題解決能力が鍛えられました。
- 今回の授業を通じて、科学的な探求心や論理的思考の重要性を実感しました。理系の知識が普段の生活や他の学問分野にどのように役立つかを考えるきっかけにもなりました。
- 今回の発表に対する外部専門家支援委員・アドバイザーからのコメントや議論は非常に有益でした。まず、発表内容に関しては、根拠をさらに強化するための具体的な研究データの引用、さらにその詳細を提示するようご指摘頂きました。これにより、理論的な裏付けが強まり、より説得力のあるプレゼンテーションになることを学びました。
最後に、お忙しい中本成果報告会にご参加頂いた授業OB・OGの方々、本学商学部 浅賀宏昭先生及び本報告会開催にご協⼒頂いた商学部事務室の⽅々に深く御礼申し上げます。ご協⼒有難うございました。
2024年度特別テーマ実践科目A成果報告会プログラム
木曜3時限「大災害時代の復興未来学」
木曜4時限「地球に優しい科学を目指す」
担当教員:商学部 洞口拓磨
日時:2023年7月13日(土)12:30開始
場所:和泉キャンパスラーニングスクエアLS304・305及びZoomでのハイブリット開催
参加登録:関係者のみで開催
プログラム
12:30 授業紹介・外部専門家支援員・アドバイザー紹介 明治大学商学部 特任教授 洞口拓磨
「大災害時代の復興未来学」発表開始(発表+質疑応答:25分)
12:40 「大災害に対する長・中・短期的対策」 商学部2年生
「地球に優しい科学を目指す」発表開始(発表+質疑応答:25分)
13:05 「我々はどこから来たのか?~生命の起源とパンスペルミア仮説~」 商学部2年生
13:30 「皮膚刺激と自律神経の関係~生体の電気的性質からの考察~」 商学部1年生
13:55 休憩(5分)
14:00 授業内容の補足
14:15 総括・アドバイザーより
14:45 写真撮影
14:40 解散
※外部専門家支援委員1名・アドバイザー2名