授業

2022.10.14

特別テーマ実践科目「グローバルビジネス」の成果報告

中山千尋(科目担当教員)

2022711日、春学期特別テーマ実践科目「グローバルビジネス」の成果報告会を和泉キャンパスで行った。楽天グループ様にご協力頂き、「コロナ禍のe-learning」をテーマに、グループで英語で課題解決案を提示した。グループ発表の後、質疑応答を行い、ご講評を頂いた。

 

本講義では、グループで議論を重ね、多様な人材が働く楽天において「コロナ禍でe-learningを使用し、社員のスキルを効果的に向上させる」企画を英語で行った。楽天グループ様のご協力のもと、ハーバード大学のケーススタディにもなった楽天の社内公用語英語化(Englishnization)に取り組まれた社員の方に楽天の現状や課題についてレクチャーをして頂き、グローバル人材育成の観点から、グループで調査を行った上で、楽天社員5名に英語で提案発表を行った。グループで企画案を考えるにあたり、カナダ、スウェーデン、オーストラリア、フランスなどからの社員に、授業に何度もお越し頂き、質疑応答の時間を設け、中間発表と最終発表では貴重なコメントを英語で頂いた。

 

成果報告会では3班が、下記の通り英語で提案発表を行った。

 

1班は、多くの新卒社員が仕事で間違いを恐れており、自立心がなく行動力の欠如が課題であるとした。行動力を養うためのe-learningが必要とした上で、同僚や同年代の先輩と意見を交換しやすい環境づくり、また、自分の夢や目的を明確化することで行動力を向上させるとして自分の夢を実現するためのe-learningを提案した。

 

2班は、多くの新卒社員が10年以内に離職するという点に着目し、長く楽天で勤務するための人材育成が必要であるとし、社員に興味のある部署にトライアルで数週間から数ヶ月体験ができる「ビジネス体験システム」を提案した。仕事の理想と現実のギャップを埋めることを目指す。

 

3班は、理想のキャリアパスが描けないため、e-learningのモチベーションを保つことが難しいことを課題とし、各々の仕事の特定のスキルが学べるe-learningを提案した。楽天グループの社員は保有している多様な産業に数年で異動するため、個々の産業の理解を深めるe-learningを提供することを提案した。

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