卒業生訪問

2021.10.04

【卒業生訪問】現役Jリーガー、須貝英大 選手を訪問!(2021年3月、商学部卒業)

所 康弘(担当教員)

 7月29日、所ゼミナール7期生が、ゼミOBである須貝英大選手をZoom取材しました。須貝選手は、2020年度の明治大学サッカー部主将として活躍し、関東大学サッカー1部リーグ戦2連覇に貢献。現在はJ2のヴァンフォーレ甲府に所属しています。
須貝選手には、大学生活からプロサッカー選手の生活について、様々な質問にお答えいただきました。

 Q:ゼミ生からの質問  「」内:須貝選手の回答

【大学時代編/文武両道について】
Q.明治大学体育会サッカー部の良さは何ですか。ヴァンフォーレ甲府と共通する点はありますか。

 「自分で考えて、行動することです。大学では自分たちで主体的に活動をすることが多く、そのことはプロ選手となった今も共通しています。プロ生活では、自分の行動次第で上を目指すことができるし、逆にプレーが悪いとすぐに契約を切られてしまいます。プロの世界でも、明治大学サッカー部で主体的に考え、実際に行動に移してきた習慣や経験が、とても生きています。」

Q.大学時代、サッカー部主将として意識していたことはありますか。

 「下級生が意見を言いづらい環境を作らないことでした。そのため、キャプテンである自分自身が率先して、後輩たちの一番の聞き役になることを意識しました。キャプテンは、最終的な判断を決める立場にありますが、その過程において、色々な意見を汲みとることを意識しました。」

Q.体育会の部活動と学業の両立をどのようにされていましたか。

 「時間の管理に、気をつけました。部活動は、平日は朝練がメインでした。その後は、学校の課題などに取り組む時間があったので、使える時間を逆算しながら、学業にあてていました。部全体として、サッカーだけではなく勉強もしっかりやろうという意識が強くあったので、テスト前は部員同士で集まって、テスト対策のための勉強会を開くなど、お互い協力していました。」

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写真1 明治大学サッカー部主将時代の須貝選手(リーグ戦2連覇に貢献)

 【高校生・受験生へのメッセージ/チャレンジする気持ち】
Q.明治大学商学部に入学して良かったと感じた点はどこですか?

 「やはり、所ゼミに入ったことだと思います(笑)。国際貿易や世界情勢について、様々なグローバルな知識を身につけることができました。商学部のゼミは少人数ですので、所ゼミでは、人前で数多くのプレゼンテーションを行う機会がありましたし、学生同士でディカッションを頻繁に行うこともできました。そのことで、コミュニケーション能力がとても身につきました。ゼミ合宿にも参加することができて、学生時代の思い出の一つになりました。」

Q.現役の高校生や今後、入学する新入生に向けて、大学時代にやっておいた方が良いと思うことは何ですか?

 「時間の使い方を意識することです。やはり1~2年の時は一番時間もあって、大学生活も楽しいと思うので、少しずつでも自分のやりたいことやチャレンジしてみたいことなどを考えて、それを実行していけば良いと思います。大学には、自分から学ぼうと思えば、いくらでも学べるチャンスや自己成長できるチャンスがあると思うので、時間の使い方は本当に大事だと思います。」

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写真2 Zoom取材に応じる須貝選手(フレンドリーに接してくれました)

 【プロサッカー編/サッカー選手とは?】
Q. 現在の所属チームであるヴァンフォーレ甲府の雰囲気、サポーターの特徴などを教えてください。

 「ヴァンフォーレ甲府は、山梨県の地域密着型のチームとしてサポーターにとても深く愛されています。それがチームの雰囲気にもつながっていて、選手同士もとても仲が良いです。」

Q. 最後に、チームとしての、ならびに選手個人としての、今後の目標を教えてください。

 「チームとしては、J1昇格、J2優勝です。個人としては、チームに貢献すること、一つ一つのプレーの質や強度にこだわることです。」
「とはいえ、サッカー選手はプレーだけをしていれば良い、というわけではありません。ファンの方やスポンサー各社をはじめ、本当に大勢の方々の支えや想いがあって、自分は大好きなサッカーをすることができています。ですので、感謝の気持ちを常に忘れず、応援して下さる全ての方々に恩返しをするつもりで、責任感を持ってプレーしたいです。」

➂.jpg写真3 ヴァンフォーレ甲府でプレーする須貝選手(2021年シーズン、背番号「2」)

【取材後記】
お忙しい中、貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。須貝選手のサッカーに対する真摯な姿勢に、感銘を受けました。そして、サッカー選手としてだけではなく、社会人として、人間として、様々なことに心を配り、常に周りの方への感謝の気持ちを忘れない須貝選手に、ゼミの後輩として尊敬の念を抱きました。大学4年の時には、JFA・Jリーグ特別指定選手としてJリーグ公式戦にも出場しながら、ゼミの卒業論文も書き上げた須貝選手の姿を見て、あらためて私たちもしっかりと勉学に励まなければならない、という想いを新たにしました。
須貝選手、ならびに、ヴァンフォーレ甲府の皆様の益々のご活躍をお祈りしております。

所康弘ゼミナール 7期
2年 遠藤宏太、新井涼か、野見山雄人、高橋祐芽、橋場英生

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