学生生活

2023.12.21

自分の「やりたい!」ができる商学部

商学部 3 年 武田 一輝〔商学部の現場〕編集部記者

高校生の皆さん、突然ですが今自分がやりたいことをできていますか?
筆者が高校生の時は、学外の活動に時間を割けないほど多忙な日々を過ごしていました。
授業は毎日6限目まであり、部活動の練習は週に5日程度、通学に1時間かかるなど自分の時間のほとんどを学校で過ごしていました。

一方、大学では自分が好きなように授業を選択してコマ数をコントロールできるため、時間的な余裕が増えました。
筆者が大学一年生の時はちょうどコロナ禍で多くの授業がオンラインだったため、空いた時間に英語の勉強をしていました。
高校生までは英語に対して苦手意識を持っていましたが、洋画を字幕なしでも解釈できたらもっと面白いだろうと思い、Youtubeなどのオンラインツールを用いて英語をかなり習得できました。
このように、筆者自身は大学生になってから自分がやりたいことをできる環境になりました。

しかし、三年生になると就職活動が本格化するため、面接の日程を組んだり対策をしたりすることに時間的余裕を奪われ、なかなか英語の勉強などやりたいことができない状況になっています。
では、筆者以外の明治大学の商学部生は大学に入ってからどのようにやりたいことを行ってきたのでしょうか。

筆者と同じ就職活動真っ只中の三年生に「学年・学期ごとに注力したこと」についてのアンケートを取ってきました。

それではさっそく、見ていきましょう!

三年次春に注力したこと・現在(三年次秋)注力していること

こちらは三年生になってから注力したことについてのグラフです。
このグラフから、筆者と同じく三年生から本格的に就職活動に着手し始める学生が多いことがわかりました。

一年次に注力したこと(春・秋)
二年次に注力したこと(春・秋)

こちらは、一年次・二年次に注力したことについてのグラフです。

まず、上段のグラフをご覧ください。
一年生の春学期、秋学期は共に授業や皆さんがイメージする大学生ならではの活動であるアルバイト・サークル活動の主に三つに注力した学生が多いことがわかります。 商学部は卒業に必要な単位数が他学部に比べて多いことから、授業を重視している学生が多いと考えられます。

次に、下段のグラフをご覧ください。
二年生になると、アルバイトに時間を費やす人が一年次と比べて約15%増えました。
学生生活に慣れてきて、学校外の活動に使える時間的余裕と精神的余裕が出てきたことが考えられます。
また、一年次と異なる点としてゼミ活動や長期インターンに注力した学生がいることも挙げられます。商学部では二年次からゼミ活動が始まるため、時間を費やし始める学生が多いと考えられます。 ごく少数ではありますが、長期インターンに注力した学生がいるのは筆者の代である2025年卒業者から就職活動の早期化が進んでいる影響が考えられます。筆者の先輩から聞いた話と比べると、本選考の前に行われるインターンの実績がより重視されるようになったため 、学生が早い時期から就職活動を意識し始めているようです。筆者自身の意見としては、自分の進路を決めるというやるべきことを後回しにせず、卒業までの期間に社会人への準備をすることができるので、良い傾向だと思いました。

筆者自身も、一、二年次にはアルバイトに最も注力しました。アルバイトでは、他大学の人とも交流できるため明治大学内では聞けない多様な学生生活を知ることができることが大きな魅力だと感じました。また、接客の経験から声のトーンを上げることでお客様からの見え方が良くなることを学びました。就職活動の面接においても、面接官から高評価を得られている点でそのスキルは役立っています。

最も注力したこと

こちらは大学入学時から三年次に至るまでに最も熱量を持って注力したことについてのグラフです。

やはり、アルバイト・サークル活動・ゼミ活動の三つが上位にランクインしています。

また、最も熱量を持って注力したことについて具体的にどのようなことを意識し、何を行ったのかについても聞きました。
アルバイトに注力した学生「社員などの社会人や顧客との関わりが多いバイトだったので、将来のためにも正しい言葉遣いなどを意識しました」
サークル活動に注力した学生「企画立案から運営まで責任感を持って最後までやり切ることを意識しました」
ゼミ活動に注力した学生「カンボジアでボランティアに参加した。現地の人とのコミュニケーションの仕方を工夫した」

このように、社会人との関わりのあるアルバイト・企画立案・海外ボランティアなど、大学生になると高校生の時とは全く異なる規模の大きい活動ができるようになります。その幅広いコミュニティの中から、自分自身でやりたいことを選択できるのが大学生ならではの魅力だと筆者は感じています。
また、これらのことは就職活動にも活かすことができます。学生時代に取り組んだことや大学で学んだことなどが問われるエントリーシートの作成やそれらの経験を対話ベースで問われる面接において、自分が今まで取り組んできたことについて鮮明に述べなければなりません。その点で、今までやりたくて取り組んできたことがやるべきことに繋がっていることを筆者は強く実感しています。

ここまでアンケート結果を通じて商学部生のリアルを伝えてきましたが、いかがだったでしょうか。
みなさんもやるべきこととやりたいことのメリハリをつけられる商学部生になりませんか?

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