学生生活

2020.12.10

【OBOG 企画】 社会起業家、渡邊智恵子さんにインタビュー vol.1

商学部2年 西村 憧子、 安藤 凛 〔商学部の現場〕編集部記者

はじめまして、こんにちは。明治大学〔商学部の現場〕学生記者の西村と安藤です。今回はOBOG企画として、商学部の卒業生であり社会起業家として活躍されている渡邊智恵子さんに取材をさせていただきました。今回の記事は3回に分けてお届けします。初回となる今記事では主に渡邊さんの大学在学時のエピソードを詳しく語っていただきました。大学生活について知りたい方や卒業後の進路について悩んでいる方におススメの記事となっているので、よかったら読んでみてください♪

まずは、今回取材させていただいた渡邊智恵子さんの簡単なプロフィールをご紹介します。

渡邊さん顔写真.jpg渡邊智恵子  
社会起業家 株式会社アバンティ代表取締役会長。            
明治大学商学部を卒業後、株式会社タスコジャパンに入社し、のちに副社長に就任。現在は、株式会社アバンティの代表取締役会長としてオリジナルブランド「プリスティン」を運営。社会起業家のパイオニアとして、「オーガニックコットンの母」とも呼ばれる。
著作に「女だから、できたこと」(budori刊)

 

 

そもそも社会起業家ってなに?

社会起業家とは、SDGsの目標のひとつに挙げられるような貧困や水不足などのさまざまな社会問題を解決する事業を展開している人々のことを指します。また、社会起業家はビジネスとして継続的に課題解決をはかるために、収益を上げて持続可能な事業を運営する必要があり、その点において一般的に無償で行われるボランティア活動とは異なるとされています。

参考 社会起業大学 社会起業家とは https://socialvalue.jp/know/sv.html (参照:2020年11月2日)

人との出会いは一期一会

記者(西村)商学部在学時の思い出はありますか? 

渡邊さん:石井恒夫教授のゼミに所属し、交通論を学んでいました。
石井教授は、明大の名物教授で、ずいぶんと長い間、ゼミを開講して履修生を取っていたんです。おそらく、35年くらいでしょうか。私はそこの14期で、一応ゼミ長をしていました。女性のゼミ長ってほとんどいないし、そんな中で教授は私のことを「はねこんま」とよく呼んでいたんです(笑)

記者(西村):はねこんまですか…(笑)

渡邊さん:はねこんまっていうのは何て言うのかな。
昔でいうおてんば娘っていう感じですかね。男性の中で一緒に学ぶっていうことをそんなにhesitate(嫌う)するタイプではなかったんです。私は、当時もう結婚していたので、「モテたい」とか「この人から良く見られたいわ」とかそういうものは一切なかった(笑)
逆に言うと、だからこそフラットな付き合いができたんです。

記者:ゼミ長として、同じゼミ仲間たちをどう引っ張っていっていたんでしょうか?

渡邊さん:やはりイベントをやることです。
大学祭で北海道の男爵いもを持ってきて北海道の雪印バターでじゃがバターを作ったり…。食べることってすごく大事なんです。

記者(西村):北海道出身の渡邊さんらしいアイデアですね。

渡邊さん:実はうちの会社も2か月に1回誕生日会を行っているんです。テーマを持って集まり、そこで各々が食べ物を持ち寄り、お披露目をしてくれる。そういったつながり方が、とっても大事だなって。

記者(安藤):はい

渡邊さん:みんな(ゼミの仲間も)なかなかついてこないんですよ。だけど、縁があってここにみんなが集まってるのだったらその縁を大事にしようよって思うんです。一期一会っていうことばがあるけど、一生で会える人ってどのぐらいですか?

記者(安藤):数えるほどですね…

渡邊さん:数えるほどでしょ。
神様が与えてくれた人のつながりをもういいやって投げ出してしまうのはもったいなすぎますよね。ちゃんと神様が仕組んでいることなのだから、人とつながり、会うことの重要性を感じてほしいと思います。

いかがでしたでしょうか? 商学部といえば、やはりゼミ活動ですよね! 渡邊さん自身もゼミ以外の商学部生はあまり知らないそうです…(笑)。人との出会いは、本当に「一期一会」。オンラインで深い関係を構築していくのは、なかなか難しい部分もありますが、私たち2年生も試行錯誤しながらみんなゼミ活動を頑張っていると思います。

次回も引き続き渡邊智恵子さんにインタビューさせていただき、「渡邊さんが掲げる理念とビジネス」というテーマに関してお聞きしたいと思います。

MENU